人生が好き、仕事も愉しい、自分の選んだ生き方

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ご依頼いただいた、ポートレイトを撮っているときに

その方が、「もう長年見ているので、自分の顔に愛着があります。」と

静かに言葉にする声を聞いたとき、

ああ、この人は素敵で豊かな人生を歩んでいらっしゃる、

これからもきっとそうなんだなあ。

そんなふうに、じぶんを見たことがなかったなあと気付かされました。

なんだか心があたたかくなるのを感じました。

 

その言葉を聞き、その後のシャッターを切る

私のこころまでが変わりました。

 

 

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わたしの友人は、自分好きではなく、「自分のことを好き」なひとがおおく

「ありがとう。」が多い。

わたしは、あまり友人、家族に謝れらたことがない。

謝るようなほんとうに悪いことをされることもほとんどないに等しいし

まあ、ふつのこと。

 

音楽家の友人で、とてもチャーミングな友人も

そのなかでも、究極にポジティブで素敵な人生を歩いていて、

とても自分や、周りのひと、人生を好きでいるようで

わたしもそのひとと一緒にいると

とてもナチュラルで、心地がいい。

彼女はわたし以上にその点、いい意味でシビアで、

友人たちにもそれを求めているし

救いようがないと思えば、距離を置く強さも

持ち合わせているように感じる。素晴らしさ。

 

伸ばしあえることは

いい友人、恋人に、共通した不可欠であるように思える。

 

わたしは、労働は苦手ではあるが

仕事は嫌いではなく、(とはいえども仕事へ行きたくない日もあったなあ)

どの日常も、写真も遊びも、勉強も本も、旅も余暇も、趣味も

点が線でつながり、仕事へも影響をしている。

そうして、そうでなければ、今の状態にはなっていなかっただろうと思う。

今の状態というのは、わたしにしか

できない仕事をすることに近いだろ。

じぶんの好きな暮らし方、

ここちのいい時間を過ごせることも

ここにあるようにおもう。

もちろん壁にあたり乗り越え、

凹みパワーアップし、カルチャーショックや

これまでに感じたことのない挫折などもあったりするのだけれど

じぶんの人生を気に入っているというのは

けっこう、毎日たのしいものだ。

 

 

 

 

 

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岡本太郎の言葉で、

ざっくり云うと、簡単な方より難しいこと選べ。という、

そんなこと、10年前には「え、むりだよ。」と思っていたことが

今になって、「なるほど、そうゆうことだったのか。」と

すとんと、心に落ちてくる感覚を

いまやっと、感じることができてる。

 

 

普通の道や、簡単、楽な道を、できる方の道を選んでいると

岡本太郎がいう道は進めないということがようやく、すとんだ。

普通だったり、その他大勢の道を歩いていると、きっと

仕事もそれなりになっていたかもしれない。(じぶんなりの価値観でいうそれなり)

 

それなりの人生を歩みたくない人は、

✳︎それなりというのは、「じぶんのはかる幸せや達成など(他人が測るものではなく)」

いまからでも遅くないので、悩んでいたり、道に迷っているなら、

いますぐ、たくさん本を読んでほしい。

知りたいことについて、本屋さんで20冊くらい速読しましょう。

図書館でもいいし、気にいったら買って宝物に。

 

 

 

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わたしは、10年ほどまえに、どうしても知識が必要で

たくさん本を読みだした。たくさんといっても普通より多いくらいの量なので

たいした量ではないけれど、「本を読んだら?」と言われて、やってみると

人生の進行方向に変化とスピードが加わり

仕事も、プライベートも、いつもとは違う感覚で進むようになった。

特に仕事はそうであるけれど

(仕事の場合は、そのまえに読んだ本と出会い、自分の思い通りになった)

 

仕事柄、本は20年間、ずっとそばにあったし

社会人大学生をしたときに、

これまで読んだことのないような種類の本を

読まねばならない状況であり、常に

 

参考文献を図書館から20冊、

きばらし雑誌をそばに1冊、

ここちのいい小説1冊、

と、三冊を同時にそばにおいていた。

 

そして10年まえに、

いま自分に必要な1冊というのが加わり

そばにある本が4冊、同時という感じになった。

机の上は常時、本だらけ。同時に読むので、

たまに混乱したりもするけれど

TVを見ないので、時間はたっぷりある。

 

それだけで、自分の求めている結果が出るのだから

たやすいことだ。

 

 

 

 

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わたしのライフワークは写真で

写真と朗読と、放送と、趣味のカメレオンと、

なんだかいろいろとあるのだけれど

ここは日本人的ではなく、

二足のわらじにマイナス感なんてまったくなくて

むしろ、夢中になるもの×新しい好奇心は、

すばらしものを生み出すとおもっている。

これまでも見えていなかっただけで

日本でも、よく本質を見てみると、

何かと何かが合わさったほうが

面白いし、伸びてくる。

そして、これからはそうでなくては

生きてはいけない時代がやって来ている。

わたしは自分の仕事でこのことを

伝えている。これが、わたしにしかできない仕事であると、

きっと仕事でおつきあいのある方々は、それを途中で気がつき

求めてくれているのだとおもう。

嗅ぎ分けて、誰よりも先に、求めてくれる方もいらっしゃり

その方は、すごい。。。わかってくれる方がいるんだなとおもう。

 

 

日本晴れを読んでくれている、あなたは

 

きっと、そんな感覚の持ち主なのか、

ただのきまぐれか。どちらにしても、長文や空想めいたことをいつも読んでくださる方は

めずらしいし、こちら側から見ていても、とても楽しい。

(お会いするといろいろとコメントをくれたり、いつもここでコメントを読んだり)

 

 

 

 

とにかく、没頭して時間を忘れて好きなことをやっていると

自然に、1日6時間以上はそのことに費やしているだろう。

 

そして、あるひとつと、次からできてた好奇心と興味をまた始めると

1日6時間、連鎖されていき、自ずといろんなものがリンクされ

自分にしかできないものを、夢中に紡ぐことになるんだな、きっと。

わたしにできたのだから、あなたにもできると、

わたしはつよくおもう。

 

あとは、タイミングと運もあるかもしれない。

しかし、これはやっている人のところには訪れる。

そして、これだけは年齢は10代、20代の方がより多くなるように感じる ^ ^

だから、はやくはやく、今のこどもたちも始めていてほしいとおもう。

 

夢中になれることがあることはシアワセだ。

 

そして、好奇心と遊びココロで、仕事が嫌な人は、遊びを楽しくすればいい。

それでは嫌な人は、愉しい仕事を見つける方法を探す道もあるかもしれない。

わたしは相談所ではないけれど、仕事場でいろんな方からお話をきくことがある。

仕事場には、老若男女、いろんな方が訪れる。

0歳のこどもも、80歳のひとも、

迷っているひとも、たのしいひとも

そして、「会うと刺激的で、元気なれる。」と大人の方はおっしゃってくれ

そしてわたしは照れる。。。。  ^   ^

こどもたちは、「自由で愉しい。」「学校では、これはない。」と笑っている。

このような言葉は、これまでがんばったご褒美だと思うようにしているし、

そう言ってくれるみんなが素晴らしいひとたちだからだとおもう。

まだまだ満足しない。もっともっとやることはたくさんある。

完璧ではないけれど、わたしができる以上のことを

しようとして余分に時間を使い、勉強をするときもある。

頑張っていると、楽しくなる。

困っていることがあれば、何かヒントになればいいと思い

話をする。

心に触れるひとは、残る。

残らない人には、他の道がきっとある。

 

 

 

写真というのは、素晴らしく。

なにをやっても全部が写真に集約される。(わたしの場合)

もちろん出さなくもできるけれど、味のない写真になるし、またそれも意図してやると面白い。)

そして、何より難しいのは、そのひとの深みや広さや大きさが

出る。

出るのは簡単だけれど、なければ出しようがない。

技術で勝負するのも、格好がいいとも思う。

いろんな道があるとおもう。

 

どんなこともなにをやっても

その点は線となり、点のままでも写真になり

そのひと独特の世界観が出てくるのでしょう。

 

 

感動の瞬間

なきたい気持ち

苛立ち

奮闘

せつなさ

葉が重なる音

風の存在

雨の匂い

すきなひとの声

おいしかった食事

なじみのある匂い

旅でしか感じ得ないあの感覚

視界を360度にして感じたこと

もらった言葉

食器の音

海で触れた音

聞いたことのない音を知ったとき

触れたいこと

 

 

言葉にできない気持ち

伝えたい気持ち

 

触れるすべてが写真になる。

 

体温

こころによりそうきもち

 

 

 

 

 

「ひとは選ぶという自由から逃れることはできない。」

 

わたしのつぎの選択は、ずっとおもっていた

「BEDに持ってはいりたい写真集」

タイトルは「ブルーに黄色ヲ」かもしれないし、

過去の作ろうとして紙の本でできなかったものかもしれないし

できたものから、出します。

 

 

ps. 日本晴れは夜に書く、読むに限る。

 

 

前回、今回の記事はいつもと違った視点で、

2年分くらいの蓄積を書いてみました。

 

素敵な夜をおすごしください。

 

今夜はあまり時間をかけずに書いたので、

むかしのようなしっくりくる文章にできませんでしたが、

綴りました。

 

いつも詩的になるけれど、今夜は結構なリアル感。

 

おいしいものでもいただいて、のんびりしよう。

人生が好き、仕事も愉しい、自分の選んだ生き方” への2件のフィードバック

  1. 私も40歳になってから、自分が自分であることの責任というか、
    覚悟みたいなのを感じるようになりました。

    自分という存在を、自分という主観から少し離れてみて、
    この自分という人物を、どう生かしてやれば良いものか、
    みたいに考えるんですよ。

    岡本太郎の言葉、山登りで実感しますね。
    地面を歩いたり、階段を登ったり、梯子を登ったり、
    誰もが難なくこなせる動作なんですが、それと同じことを
    高い山の上や急斜面でやると、途端に難しくなるんです。
    そして、それができるようになると、日常のいろんな動作が、
    より深く感じられるようになるんですよ。

    私にとって日本晴れピクチャーズは、読むことと書くことを合わせて、
    とても上質な時間を与えてくれる場所ですね。
    素直に読みたい、書きたい、知りたい、伝えたいと思える、純粋な場所。

    ここのコメント欄は、なぜか私の貸切状態みたいになってしまってますが、
    迂闊なことは書けない緊張感みたいなのがあったりして、それが「謎ですね」
    という言葉に集約されているのかも、なんて思ったり。
    単なる言葉のやり取りじゃなくて、ちゃんと心に触れるのって、
    結構勇気がいることですからね。お互いに。

    いつも良い時間をどうもありがとうございます。

    1. 貸切状態コメントw
      いつも楽しく拝見しております。
      言葉の重なりはおもしろいもので。
      いつまでも、ここだけはなくなることなくと思っています。

      じっくり読んで、じっくり言葉を、ありがとうございます ^ ^

      ありがとう。

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