魔法がかかってるの?

はじめての駅、大国町を降りる
大阪でも、どこでも迷子になるのは慣れっこだ。
はじめての場所となると
迷うだろう、しかし出発はぎりぎり
でも、なんとなく 今日は大丈夫なんじゃないかな
なんてたって、「魔法的」な日なのだから
あの大きなド派手なスーパーの看板は、
たまにしか見ることがなく
いつ見ても衝撃的で、すごい破壊力だ。
そして、まっすぐ歩くと大きな交差点にさしかかる。
ここは、吸ったことのある空気。
交差点で話した会話を思い出す。
リアルだ。リアルすぎるほど覚えている場所。
ラーメン屋さん、「入ったことある場所」
色気のない場所だなあ、苦笑。
知ってる場所だったんだ、大国町。
いつも誰かについて歩いてるもので
自覚がないんだ。
想像以上の多くの人たちが、列を作っている
幸い、指定席でとったチケット
並ばずに入れたけれど、本を買うため中でさらに列にならび
開演時間に間に合わない場合は、すこしの間外で待ってもらうことになりまーす
というスタッフの声を聴き、
「ここはどうかしら?」「ここなら大丈夫だと思います。」「ありがとう。」と
並ぶことに選びながら
その間だけでも、いくつかのドラマを見た。
きゃ====(再開)
同じ思いできている女のひと
なんとなくの笑顔で言葉のない会話。
当時を思い起こせる、かつての少年たち。
開演2分前に、自分の席に座り
ステージを近く感じる開放感
ピンクの幕が、かわいい。
途中で、指定席にちんまり座っている自分に大袈裟にも疑問を感じ
この中で起立する勇気を振り絞り
二階席を後にした。
1階だ!スタンディングだ!
一番前の扉から入り、正解。
この感じを感じたかったのだ。
降りてこなければ、後悔するところだった。
まさか聴けるとは思わなかった「それはちょっと」はうれしい誤算で
ドアノックして
さよならなんて云えないよ
強い気持ちで、
ピークまで来て
これさえ聴ければ私はシアワセの「天使たちのシーン」
聴けた。二階へ戻ろう。
飛行する君と僕のためにをバックに化粧室で、口紅をひきなおし
数名のひとが歩くホールの外で、息を吸う。
いつの日も、ラブリーなひとという期待は裏切らず
いっしょに口ずさむ。LOVELY
その時、愛
オトナになった少女や少年たちが
聞いたフクロウの声は、非日常か日常か。
魔法がかかっていたのか、かかっていなかったのだか。
魔法の力は、すこし減っていたのかもしれない。
オトナになっていた。
いや、もっとオトナになっていないことを期待していたのかもしれない。
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自転車で行ける範囲の公園という公園を
これまでに歩いたようにもおもうけれど
どこも道は覚えていないし
この公園は、来たことがないような気がしながら
パークス通りを戻り
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来た道を余韻に浸りながら歩く歩く
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この日、感じたことの計り知れない感覚は
わたしの未来に影響するだろうか。
案外、わたしはすっかりこの2時間
「魔法」にかかっていたのかもしれない。
時代と時間を超えて。
おわり

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