朗読をながらくしていなかったので、マイクを温めています。コンデンサーマイクを夜中にONにするこの感覚は、2010年のUSTREAMいらい。あのときのわくわくと言ったら、それはそれは、新しい扉を開く、たくさんある箱をひとつづつ開くような、感覚でした。
そして、あの満月の夜。「月の魔法」の夜が、訪れます。視聴者数3・・5・・・10・・・30・・・60・・・100・・・300・・・「かふあと空モイ」で1000・・・今から思えば少ない数字なのかもしれませんが、ネット100%ではなかった、WIFIってなに?っと言っていた、それもたった6年前のできごとです。数字に踊らされたこともありましたね。今では1000という数字は、ちっぽけです。YOUTUバーを見てくださいw
たくさんの出会いがありました。視聴者さんに恵まれたこと。音楽をする方々、多く素敵なアーティストさんたちにも出会いました。音楽プロデューサーの方とコラボをさせていただいた時、ピアノと朗読がこんなに息を合わせることができるのだということを知りました。また佐久間氏にも朗読CDで音楽使用を許諾いただき、ライブでお話しすることもできました。謎の音楽家にも出会いました。
毎晩毎晩、新しい出会いにわくわくし、そしてなにやら葛藤だってありました。
友人たちとコラボをしたり、視聴者さんが、放送スタジオを手配してくれたこともありました。朗読会も遠方から足を運んでくださいました。どれもこれも感謝感謝のことばかり。
何より感謝すべきは、視聴者の方がバックアップしてくださり、ほぼマネジャーのごとく、様々な企画やケアをしてくださいました。おかげで夢の東京タワーでの写真展示、東京タワーをオフィシャルで歩き、撮影をさせていただき、ゲストにも呼んでいただきました。なんという幸せ。
「かふあと空モイ」16時間放送では、多大なる方々の協力のもと、ほんとうにいい放送だったねと、終わることができたあの日を忘れることができません。16時間、画面にほぼひとりで映っていることの、大変さ ^ ^ 終わった後の怒涛のような喪失感。太陽が出て、月が見えるまでの放送は、簡単なことではありませんでした。多くのご協力くださった方々います。
また、視聴者が200を越えると、ひとりで放送をするということに、重りが課せられました。TVではないので、双方間とのやりとりがあり、ひっぱられるというのか、重圧がかかる感覚でしょうか。二人でやっていたり、機材スタッフがいるとまた少し違ったのだとおもいます。そして、なにやら自分のすべきことは、USTREAMではなくなる時がやってきました。
そして今年の冬からは毎週水曜日、ツイキャス配信を再開しました。とくになんともない、ただただ眺める30分配信です。ちょっとした息抜きだったのですが、毎週やっていると、なんだかあの日のことを思いだします。
そして、ABEMA TV というプラットフォームで、もう一度朗読をやってみようと、歩き出しました。かつての放送のままプラットフォームを変えただけで、何かが変わるでしょうか。きっと何も変わらないのだとおもいます。しかし、詠みたいのなら、やってみよう。
つきいち朗読会もやってみたい。
純粋に、「かふあの朗読」を見に来てくれる人がいるだろうか。
朗読を、まっすぐ。
一冊の本を、詠んでみよう。
本を片手に、朗読を楽しめる空間をつくってみよう。
どうぞ、眠ってください。いいんですよ、遠慮なく。
そこは変わりません。
みなさんとの再会、新しい方との出会いには、やはり気にいりの、好きな本でスタートしたいとおもいます。
星の王子様「あの時の王子くん」
そして、太宰「女生徒」
カフカ、MORE・・・・・・・
夜更かしが好きな、あなたのために。
眠りたい、あなたのために。
KAHUAが詠む朗読 「エウレカモメント」スタートです。